1.「いい会社」を目指しましょう!!!
「いい会社」を目指しましょう!!!社長の仕事は会社を経営することです。社長は会社経営のプロで最高経営責任者と呼ばれています。社長には、いい会社を創ることがステークホルダーから求められております。
ところで、いい会社とはどのような会社でしょうか。
①上場会社はいい会社でしょうか?
⇒上場会社にはいい会社がたくさんありますが、上場会社の中にも社会的に問題を起こしている会社があったりして、上場会社のすべてがいい会社であるとは言えない感じがします・・・。
②売上、利益、時価総額のランキングで上位の会社がいい会社でしょうか?
⇒売上・利益・時価総額などが大きい会社にはいい会社がたくさんありますが、そのような会社の中には不正な経理をして数字をごまかすような会社があったりして、大きい会社がいい会社であると一概には言えない感じがします・・・。
③中小、中堅、未上場の会社にもいい会社があるのではないでしょうか?
⇒未上場の会社、中堅・中小の会社の中には、業績もいい、社会から高い評価が得られている素晴らしい会社がたくさんあります・・・。
このように、いい会社がどのような会社であるかを考えていくと、上場・非上場や、会社の規模とは異なる基準を考えていく必要があります。そこで経営学者や経営者が、いい会社の定義についてどのように考えているかを調べてみました。
その結果、経営学者の専門書をたくさん読みましたが、腑に落ちるような、誰もが納得できるようないい会社の定義が見つかりません・・・。
松下幸之助・本田宗一郎・稲盛和夫など経営者の書いた経営書をたくさん読みましたが、いい会社の定義が見つかりません・・・。
いい会社を創ることが社長の責任であれば、いい会社とはどのような会社なのか、これを明確にする必要があります。いい会社とはどのような会社でしょうか・・・。
ABS監査法人は、「いい会社」とは、少なくとも次の5つの条件をすべてクリアしている会社である、と考えております。 (貴社の状況は如何でしょうか?)
1.事業変革 ・・・CSを徹底して行い、事業を常に変革している。
2.法規遵守 ・・・会社も社員もみんなルールを守っている。
3.社員満足 ・・・働いているすべての社員の満足度が高い。
4.増収増益 ・・・今後数年間は売上・利益が増加する見通しがある。
5.健全財政 ・・・事業への必要な投資を行い、財務状況は良好である。
上記5つの条件をすべてクリアしていることがいい会社の条件で、すべての条件をクリアしている会社を「いい会社」とカッコをつけて区別しています。
それでは、社長がどのような経営をすれば、「いい会社」が創れるのでしょうか。
「いい会社」に共通する経営のスタイルは、社長が経営のプロとして「堅実な経営」をしているということです。
社長が「いい会社」を目指して、「堅実な経営」をしていれば、「いい会社」は必ず創れます。
目指さなければ、「いい会社」は創れません・・・。
TKE
2021年05月11日 11:35